生徒指導の活用術~その11~
今日は日曜日ということもありいつもより長めに書いていきたいと思います。
ブログとは言いながらいつも文章が短く、これでは、ツイッターと変わらないのではと言われかねないので…笑
それでも、毎日更新というのはなかな難しく、特に仕事を中は携帯も触れないため、なかなか長文は書けないものです。
なんとか1ヶ月は続けていこうと頑張っています!
3日坊主とは言わせない!笑
今回のテーマは
怒っている子どもにどう対応するか?
について書いていきたいと思います。
子どもが怒っている理由は様々ありますが
−友だちとケンカした
- 家で嫌なことがあった
- 学習がわからない
- 学習がつまならい
などなど
挙げていったらキリがないくらいの数多くの理由が存在します。
しまいには、【怒っている理由はない】なんてものも存在するため先生は困ってしまいます。
では、子どもが怒っている時にどう対応すれば良いか考えていきます。
コレは、あくまで個人的な考えが多く含めれているた、全てを肯定する必要はありません。
自分がいいなと思ったところだけ実践していただけたら嬉しいです。
教育は多様性が大切なので…
まずは様子を見ましょう
怒っている子どもは大抵誰かと口論していることが多いです。声も大きく教室中に響き渡る声で叫んでいる場合もあります。
このようなときに、先生はすぐに止めに入ることがあると思いますが、それを少し我慢して様子をみてあげてみてくさい。その理由は2つあります。
1つ目は
- 怒っている原因を突き止める
コレが一番だいじですね。その子がなんでこんなに怒っているのかその原因を突き止める必要があります。すぐに止めに入って事情を聞こうとすると、子どもたちは「守り」に入ってしまいます。
「守り」とは、自分が先生から怒られないようにその場を取り繕うことです。
そうなってしまうと、水掛け論となってしまい、どこに原因があったかがわからなくなってしまうことが多くなります。
それを防ぐためにも、まずは「様子を見ましょう。」
先生のいない状態での子どもたちの言い合いはとても素直です。
- 自分の嫌だったことを訴える子
- 相手の言い分も聞かずに怒っている子
- 相手を茶化している子
- 黙って聞いている子
やり取りを遠目から見ることで、相手に対してどのような言葉を掛けているかがはっきりと分かります。ソレが分かってから話を聞くだけでも子どもたちの先生の言葉を聞く姿勢はだいぶ変わってきます。
「今見てたけど〇〇さんのこと茶化してたよね?」
と話すと子どもは全部見られてたんだと思うわけです。すると、子どもたちはかなり素直に話してくれます。
子どもたちの素直なやり取りの中に解決のヒントがたくさんん隠れています。ぜひ、そのヒントの中からbetterな解決法を見つけてもらえたらと思います。
次に、2つ目の理由は
- 子どもたちの可能性を伸ばす
ためです。
子どもたちのケンカがおさまらないのは
- 解決法の未熟さ
- 社会的なモラルの未発達
といった幼さのために、うまく解決できないことが多いです。
しかし
子どもたちは子どもたちなりにその場をよりよくしていきたいと考えているものです。
その可能性を伸ばしてあげて欲しいです。
自分たちでなんとか折り合いをつけることもあります。
他の友達が助けてあげることもあります。
自分たちで解決できた経験がその子たちに及ぼす影響は計り知れないものです。
大人だって口論を収めることは難しいのですから…
そんな経験のチャンスを先生自らが奪うようなことは避けた方がいいと僕は思います。
その子の人生が変わってしまうっくらいの大きなケンカなんて早々起こるものではないので
コレも1つの成長の過程だと信じて温かく見守ってあげましょう。
ただし
すぐにやめさせないといけないことがあります。
それは
相手に危害を加えようとしている行為
です。
コレは、絶対に止めないといけません。身体を傷つけることがいけないことだというのは教師をしていればわかると思います(教師に限らずですが笑)
一方で、教師として、身体を傷つけることが許されない理由があります。
それは、
教師としての信用を保護者から失う
ということです。
想像してみてください。
自分の子が学校から帰ってくる度に身体に傷を作って帰ってくる。
自分で遊んで怪我したのならまだしも誰かに傷つけられている
ソレが毎日のように続く
そんな教室に保護者の方は信頼を寄せることができるでしょうか。
そんな思いを保護者の方に持たせるのはなるべく避けなければいけません。
とはいえ、何百人と子どもがいる場所なので完璧にとはいかないのですが…
それでも、少なくするよう努力することが教師として大切だと思います。
このように長々と書きましたが、怒った時こそ教師がどうたち振る舞うかで子どもたちの信頼度が大きく変わっていきます。
逆を返すと、上手くまとめることができない教師のことは子どもたちもよく見ています。
子どもが怒ったときの対応は慎重かつ大胆に行ってみてください。
ぜひ試してみてください。